米百俵未来塾

150年の時を超えて現代版「国漢学校」

お知らせ

米百俵未来塾第7期生修了式

第7回講座終了後、米百俵未来塾の学びをとおしてたくましく成長した塾生の修了式を開催しました。

修了式では、米百俵財団の水流理事長による主催者代表あいさつに続き、米百俵未来塾の金澤塾長から、塾生への想いを込めた修了証書が授与され、塾生に対し激励のメッセージを贈りました。

塾生代表のことばでは、陶娜莉さんが未来塾で心に残った講座や参加する前と後での気持ちの変化、たくさんのことを学んで楽しかったことについて発表しました。

第7期生の皆さんが、これからさらにチャレンジを続け、未来を切り拓いていくことを願っています!

▲水流理事長のあいさつ
「未来塾全7回の講座には、「自分の考えを自分の言葉でみんなに伝えよう」という共通のテーマがある。また、講座をとおして皆さんには、”未来の自分を見付けよう”、”なりたい自分を探そう”というミッションが与えられていた。このミッションは未来塾が終わっても続いていく。そこで必要となるのが、努力を積み重ねること、あきらめないことである。『一生懸命は美しい』そういう姿勢をもって今後も皆さんには頑張ってほしい。」

▲修了証書授与

▲金澤塾長からの激励メッセージ
「私からの最後のメッセージは、『自分が何のために生まれてきたのか』を考えてほしいということ。これは、一人ひとりに価値がある、良さがあるということ。そして、自分だけではなく周りの人も同様であることに気が付いてほしい。」
「長岡の人が大事にしたのは、学んだことを行動に移すこと。ぜひ皆さんには、ここで学んだことを少しずつでも良いので行動に移してほしい。そして、自分の生きるエネルギーにしてほしい。自分と周りの人の幸せな未来をつくっていってほしいと思う。」

▲塾生代表のことば
「特に印象に残っているのは、授業の中で紹介された、アフリカのことわざである、『If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.(速くに行きたいなら一人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。)』という言葉。この言葉の意味を私は米百俵未来塾の活動の中で実感した。」
「私たちを取り巻く環境が大きく変わったとしても、『協働』の力は変わらず必要とされる力だと思う。これからも協力することの大切さを忘れることなく、過ごしていきたい。」

▲集合写真

第7回講座 未来の自分を探そう!~米百俵未来塾を振り返って~

最終回となる第7回講座では、これまでの米百俵未来塾を振り返り、さまざまな講座をとおして学んだことをグループでまとめ、共有しました。そして、米百俵未来塾で得たことを未来の自分にどのようにいかしていくかを考えました。

○講座の振り返り
はじめに、第1回から第6回までの講座のポイントやキーワードについて、スライドを見ながら振り返りました。

○グループワーク①「米百俵未来塾を振り返る」
8つのグループに分かれて、これまでの講座をとおして心に残ったこと、学んだことを塾生同士で共有しました。塾生からは、「自分と自分以外の考えを合わせると色々な考えが生まれると感じた。」、「髙橋さんの話を聞いて、くじけそうになってもあきらめずに努力し続けることが大事だと思った。」といった声が聞こえ、多くの気付きを得たようでした。

○グループワーク②「未来の自分を探そう」
グループワーク①で話し合ったことを踏まえて、「未来塾に参加して自分がどう変わったか」、「未来塾で学んだことをどういかしていきたいか」を話し合いました。

○グループワークの発表
グループワーク②で話し合ったことを一人ひとりが発表しました。
何人かの塾生は、未来塾に参加する前は、「自分の意見を言うことが不安だった。」、「知らない人と話すことが苦手だった。」と話していました。しかし、未来塾に参加し、班活動の中で自分の発言を他の人に認めてもらえたことで自信につながり、今後、自分から話しかけたり人と関わっていきたいと語ってくれました。その他にも、「未来塾で学んだ「話す力」「伝える力」「考える力」を基に、小さな目標でもあきらめずにがんばりたい」、「意見を共有することの楽しさを知れたため、将来協力してひとつのものをつくりあげたい」、「『米百俵』の精神を知ったことで、未来のことを考えるようになった」など、未来塾をとおして成長した自分を実感するとともに、学んだことを将来や普段の生活と結び付け、いかしていきたいという意欲が見られました。

○高橋コーディネーターによるまとめ
最後に高橋先生から、「一人ひとりが、学んだこと、感じたことを自分の言葉で伝えようと語り、また、聞き手側も、話している人の気持ちを理解しようとしながら聞いている姿がすばらしかった。」という総括とともに、「友達の話からお互いに気付いたことを自分の考え方にいかしていけるとよい。」とアドバイスをいただきました。
また、「『米百俵』の精神は歴史上のことではない。皆さん一人ひとりの志のことだ。」、「皆さんには、『なりたい自分』を追い求め、挑戦を続けてほしい。」という激励のメッセージとともに、「その過程で疑問に感じたことは放っておかず、立ち止まって考えることが大事。」、「これからの社会は予測できないほど大きく変わっていく。やりたいことを実現するために何をすべきか自分で考え、行動していくことが大切。」、「失敗や挫折があっても乗り越えられるように努力を積む重ねてほしい。」と今後の塾生への期待を込め、まとめのお話をいただきました。

▲講座の振り返り
▲楽しくグループワーク
▲先生と対話しながら考えをまとめる
▲一人ずつマイクを持って発表
▲自分の言葉で伝える様子
▲発表を頑張り先生からの激励の言葉
▲高橋コーディネーターからの言葉

第6回講座 オリンピック金メダリスト 髙橋礼華さんから学ぶ 「夢を実現させる3つの方法」

〔講師:髙橋 礼華さん〕

第6回講座は、リオデジャネイロオリンピック(2016年)バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得するなど、数多くの国際大会で優勝した髙橋礼華さんから、『夢を実現させる3つの方法』について講演いただきました。

○講演
髙橋さんからは、夢を実現させる方法として、①ものまねは“上達の近道”、②“質の高い練習”を心がける、③“あたりまえレベル”の水準を高く、という3点について、自身の経験を踏まえつつ、お話しいただきました。

① ものまねは“上達の近道”
髙橋さんは、自分と身長やプレースタイルの似た選手や強くて憧れている選手の試合を参考にし、自分の中でイメージすることで自身のプレーが良くなったと語ります。憧れの人になりきってイメージしてみることは、上達の近道になるとのお話がありました。

② “質の高い練習”を心がける
長い練習時間をずっと集中しているのは難しいことです。例えば、3時間だらだら練習するよりも、2時間より集中して練習する方が効果的です。自分の目標のために、自分に合っている方法や必要なことは何かを考えながら、短時間でも集中して質の高い練習を心がけることが大切です。

③ “あたりまえレベル”の水準を高く
髙橋さんは3つの中で、このことが一番大切だと語ります。多くのスポーツ選手が利用する施設に、 “人間力の向上”という言葉が掲げられているそうです。“人間力”とは、自分の日常生活で、整理整頓、感謝の気持ちを伝えるなど、やった方が良いことを当たり前にすることだそうです。髙橋さんを見習い、毎日少しずつでも“人間力”を高めるための行動を続けることが大切です。

○髙橋さんへの質問タイム
講演後に、質問タイムが設けられました。
「質問したい人!」と進行役が尋ねると、たくさんの塾生から手が挙がりました。
オリンピックの舞台に立った時の気持ち、練習の気分が乗らない時の対処法、自信をつける方法、・・・時間ぎりぎりまでたくさんの質問をしました。
髙橋さんの話は、塾生のみんなにとって、前向きな気持ちになったり、やる気をもらったりとそれぞれの心に響くものとなりました。

「失敗してもあきらめないで乗り越えてほしい」といった言葉をはじめ、髙橋さんから塾生に向けて、たくさんのエールをいただきました。
最後は髙橋さんとの記念撮影のほか、サインもいただき、思い出に残る講座となりました。

 

▲講師の髙橋さん
▲夢を実現させる方法を語る様子
▲お話を聞きながら一生懸命メモ
▲マイクを持って質問
▲髙橋さん、ありがとうございました!
▲講座後にサインをもらうための長い列

第5回講座 デザイン思考ワークショップ

〔講師:長岡造形大学大学院 板垣 順平 准教授、同大学学生のみなさん〕

第5回講座は、『デザイン思考』を体験する講座を開催しました。
この講座の中では、レゴブロックや画用紙などを使った「未来の長岡のまち」を制作する過程をとおして、“視点や発想の転換”を途中で行いながら『デザイン思考』のプロセスを学びました。

●デザイン思考とは
はじめに、講師である長岡造形大学の板垣先生から、『デザイン思考』の考え方について、説明がありました。
『デザイン思考』とは、【①きょうかんする】→【②かだいを発見する】→【③アイディアをいっぱい出す】→【④アイディアをカタチにする】→【⑤アイディアを確かめてみる】という5つのプロセスを通じて、相手の考え方を知り、自分の考えを広げていく思考法です。
板垣先生から、「たくさんの人の考え方を知り、自分になかった考えや意見を大切にして、自分の考えに落とし込んでいくことが大切です。」とアドバイスがありました。

●レゴブロック等で「未来の長岡のまち」を制作
アイスブレイク後、グループで話し合い、まずは自分たちの思い描く「未来の長岡のまち」を制作します。
レゴブロックをベースとして、画用紙・カラーモールなどの材料を使ったり、白無地のボックスにマジックペンで絵を描いたりしながら、未来のまちを形にしていきました。

●まちの人へのインタビューを行い、他の人の意見を聞く
次に、各グループで「未来の長岡のまち」について、ミライエ長岡の来館者の方々にインタビューを行いました。中学生グループは、小学生グループよりも少し難易度を上げて、自分たちでインタビュー内容を考えるところからスタートしました。
緊張しつつもグループで積極的にインタビューを行い、まちのひとの想いを聞くことができました。インタビューでいただいた具体的な意見は、後述の「まちのリニューアル」と「グループ発表」に大いに活かされました。

●インタビューを踏まえて、「未来の長岡のまち」をリニューアル
まちなかインタビューを経て、視点と発想の転換を行います。
まちなかインタビューの内容をもとに「足りない施設は何か」「作り替えた方がよい部分はあるか」を各グループで話し合いました。インタビューを踏まえて、住む人の気持ちになって考え、工夫を凝らした「未来の長岡のまち」を完成させました。

●「未来の長岡のまち」発表
最後に完成した作品をグループごとに発表します。制作した「まち」の特徴やインタビューを受けて変更した点などを聞いている人にわかりやすく説明しました。
雪対策のための屋根付きの施設、暑さ対策のための夏でも遊べる公園施設、賑わいの場創出のための食べ物屋さん、高齢者の方に優しいスロープ、交通の利便性向上のための空飛ぶ車や各お店をつなぐモノレールなど、たくさんの創意工夫が見られました。会場の机を利用して地下をつくるグループもあり、発想の柔軟さや鋭さに驚かされました。

未来のまちのために必要なものは何なのか、塾生の皆さんだけではなく大人から見ても、たくさんのヒントが詰まった講座となりました。

塾生のインタビューに温かく応じていただきましたミライエ長岡来館者の皆さま、互尊文庫図書館スタッフの皆さま、子どもたちの学習にご協力いただきまして誠にありがとうございました。

▲デザイン思考を説明する板垣先生
▲共感しながら「考え」を共有
▲アイスブレイクでレゴタワーに挑戦
▲レゴタワーの高さを測定
▲まちの人にみんなでインタビュー
▲話を聞き出す塾生たち

▲様々な材料を使って試行錯誤
▲作品を壁に投影しながらの発表
▲「まち」の特徴をわかりやすく説明
▲空飛ぶ乗り物が登場する「未来の長岡のまち」
▲地下にもつながる「未来の長岡のまち」
▲素晴らしい作品が完成し、みんな笑顔!

 

第4回講座 チームでミッションをクリアしよう!最高のチームになる秘訣!

〔講師:上越教育大学 赤坂 真二 教授〕

上越教育大学の赤坂真二先生から、チームが持つ力やチームができるまでのプロセスについて、7つのミッションをとおして楽しく学びました。

○ はじめに
赤坂先生から「チームとはなにか」「チームになることが大切な理由」が語られました。
チームとは ・・・
①一人ではなしとげることが難しい課題を
②よい関係をつくりながら
③解決する          2人以上の人たち
大切な理由は・・・
①一人ではできないことに挑戦できる
②得意なことを活かせる場所になる
③新しい発見がたくさんある

ミッション1 おたがいを知ろう
ミッション2 チームの力を知ろう
紙飛行機を遠くに飛ばすミッションは、特に盛り上がりました。チャンスは2回です。1回目
の挑戦で好記録を出した友だちからヒントをもらい、どうすれば飛ぶかをみんなで考えました。
2回目のチャレンジでは、会場の壁にぶつかりそうな紙飛行機が出るなど、多くの塾生が1回目
の記録を上回りました。「上手な人のコツを共有すること」は、チーム力を上げるポイントです。

ミッション3-① おしゃべりをしよう
ミッション3-② おしゃべりサークル
チームになるためには、コミュニケーションの量を増やすことが大切です。お題に沿って自分
と同じものを選んだ友だちとグループをつくったり、1分ごとに話し手を交代したりしました。先生から教えてもらった会話のヒントを参考に、たくさんおしゃべりをしました。会話の回数を重ねるごとに、お互いを知ることができて、塾生の自然な笑顔が増えていきました。

ミッション5 人間コピー
チームになるためには役割を意識することが大切です。グループをつくり、①絵を見て伝える人、②絵を見ないでどんな絵か思い浮かべる人の2手に分かれて、①の人が②の人に見たことをできるだけ正確に伝えることに挑戦しました。難しいお題も出る中、一生懸命、「伝えよう」「当てよう」と頑張りました。

ミッション6 ビッグパズル
完成図のわからない2種類のパズルピースが配布されました。2チームに分かれ、協力してパズルを完成させました。塾生のみんながチームの中での自分の役割を見出し、話し合いをしながら取り組みました。先にパズルを完成させたチームの塾生たちが、もうひとつのチームのパズルを手伝う姿も見られました。両チームとも先生が驚く速さでパズルを完成させました。

ミッション7 大きな絵
講座の最後は、6チームに分かれて「未来の長岡」をテーマに絵を描きました。最初は道路から。その後は、「こんなマチにしたい」「こんなものがあったらいいな」とそれぞれにアイデアを出し合い、お互いのアイデアを尊重しながらイメージを膨らませました。最後に各チームでつくった「マチ」を合体させていきます。「すごい大都市が出来てきた!」という歓声があがる中、想像力あふれる大きな作品が完成しました。

たくさんのミッションをとおして、ひとつのチームとしての一体感が生まれました。
○ さいごに(講師より)
今日の講座の中では、たくさんの温かい言葉が発せられ、会場内に温かい空気が広がっていく場面が何度もありました。今回、「未来の長岡」を絵に描いてもらいましたが、今日のようにひとつのチームになって、みんなで素敵なマチをつくっていってもらえると良いと思います。

 

                              ▲「チームとは何か」を語った講師の赤坂先生
▲紙飛行機を飛ばす塾生
▲会話を重ねチーム力をアップ
▲協力しながら完成させたパズル
▲アイデアを出し合い描いた「長岡の未来」
▲最高のチームでハイポーズ!