米百俵未来塾

150年の時を超えて現代版「国漢学校」

お知らせ

米百俵未来塾第4期生修了式

第9回講座終了後、米百俵未来塾の学びをとおしてたくましく成長した塾生の修了式を開催しました。
修了式では、米百俵財団の水流理事長による主催者代表あいさつに続き、米百俵未来塾の羽賀塾長から、塾生への想いが込められた修了証書が授与され、塾生に対し激励のメッセージが贈られました。
塾生代表のことばでは、櫻井さんが未来塾に参加する前と後での気持ちの変化や、心に残った講座について発表しました。
第4期生の皆さんが、これからさらにチャレンジを続け、未来を切り拓いていくことを願っています!


▲水流理事長のあいさつ
「自分で考え、実行することは大人でも難しいが、人生はその積み重ね。それによって自分がやりたいことが、のびのびできるようになる。そのために、これからも学び続けてほしい」

▲修了証書授与

▲羽賀塾長からの激励メッセージ
「自分の弱さに向き合い、未来塾のはじめと今で違う自分に変わってくれたことに感動した」、「これから先もいろいろ経験し、心が動いたことについて深く考え、行動に結びつけてほしい。夢に向かって学びの道を羽ばたいてほしい」

▲塾生代表のことば
「第1回講座では発表が苦手なので、不安だったが、次第に発表にも自信が持てるようになった。未来塾を通して学校での学びの理解を深めたり、貴重な体験をとおし、これからの自分について考えるなど成長を感じることができた。米百俵未来塾に入ってよかった」

▲集合写真

第9回講座「未来の自分を探そう!~米百俵未来塾を振り返って~」

最終回となる第9回講座では、これまでの米百俵未来塾を振り返り、さまざまな講座をとおして学んだことをグループごとにまとめ、共有しました。そして、米百俵未来塾で得たことを未来の自分にどのように活かしていくかを考えました。

●講座の振り返り
はじめに、第1回から第8回までの講座のポイントやキーワードについて、スライドを見ながら振り返りました。

●グループワーク①「米百俵未来塾を振り返る」
これまでの講座をとおして心に残ったこと、学んだことは何かを塾生同士で共有しました。塾生は、「『米百俵』の精神を広めていきたい」、「長岡花火は長岡の宝」、「過去を知り、文化や伝統を守りつつ、未来につなげていきたい」など、長岡の歴史や伝統、文化を学ぶだけでなく、そこに込められた人の想いとともに、未来に発展させていきたいと語っていました。
また、「いろいろな国の言葉を学んでたくさんの友だちをつくりたい」、「オリンピック選手の星野純子さんのように、一歩ずつ目標に向かって努力したい」など、各講座で学んだことを話し合いました。

●グループワーク②「未来の自分を探そう」
グループワーク①で話し合ったことを踏まえて、「未来塾に参加して自分がどう変わったか」、「未来塾で学んだことをどう活かしていきたいか」を話し合いました。

●グループワークの発表
グループワークで話し合ったことを一人ひとりが発表しました。「今までは友達としか話せなかったが、未来塾に参加し、ほかの学校の人とも話せるようになった。積極性が高まった」、「人前で意見を言うことが得意になった」、「長岡の偉人の功績など、新しいことに興味を持つようになった」など、塾生は、未来塾をとおして自分が成長していることを実感している様子でした。
また、「目標を立てて少しずつ達成しながら夢をかなえたい」、「国連の組織に入って海のルールづくりをしたい」、「小林虎三郎を見習い、人の役に立てる人になりたい」など、未来に活かしていきたいこと、これから頑張っていきたいことなどを発表しました。

●荒木コーディネーターによるまとめ
最後にコーディネーターの荒木先生から、グループ発表の総括とまとめの話がありました。荒木先生は「夢や希望を持つこと、新しい自分に変わっていくことのすばらしさが感じられる発表だった」と総括され、「『米百俵』の精神を学ぶとは、過去を学ぶことではなく、未来の自分を考えることだ」、「皆さんはこれから先、いろいろなことを知り、なりたい自分が変わるかもしれないが、それ自体が成長のあかし。皆さんの未来が希望に満ち、自分で道を切り拓いていくことを期待している」とまとめのお話をいただきました。

▲これまでの講座をスライドで振り返り

▲グループワークの様子

▲グループワークの様子

▲グループワークの様子

▲グループワークの様子

▲グループワークの様子

▲グループ発表①

▲グループ発表②

▲グループ発表③

▲グループ発表④

▲グループ発表⑤

▲荒木コーディネーターによるまとめ

第8回講座「長岡花火に込められた想いを学ぼう!~長岡の誇りを次世代に~」

第8回講座は、長岡花火の歴史や長岡花火に込められた想いを学びました!

●“長岡花火の歴史と込められた想い”を学ぶ
動画「かこパッド 長岡花火物語」の鑑賞や長岡花火財団の方から、長岡花火の歴史や花火に込められた想いについて学びました。「長岡花火のはじまり」「長岡空襲の慰霊と復興祈願」「中越大震災からの復興祈願」など、長岡花火がどのようにして作り上げられたか、詳しく知ることができました。
戦前から娯楽としての花火大会はありましたが、長岡空襲後、長岡花火は『復興の花火』として復活しました。8月1日が「戦災殉難者慰霊の日」、8月2日と8月3日が「花火大会の日」とされ、「亡くなった方への慰霊」と「焼けたまちを元通りにしてくれた人への感謝」「戦争のない平和な未来への願い」を込め、現在まで花火を打ち上げています。
さらに、2004年の中越大震災後は、「地震に負けずにがんばっている人の元気と勇気」「寄附やボランティアをしてくださった方への感謝」など、震災からの復興への想いが込められるようになりました。
また、長岡花火は、花火師さんをはじめ、警察官、警備員、多くのスタッフや企業など、1万人以上の方の関わりがあって、成り立っていることが語られました。
そして、「慰霊」「復興」「平和への祈り」といった長岡花火に込められた想いを、次の世代を生きる子どもたちに伝え、語り継いできたからこそ、現在の長岡花火があるのです。

●花火玉のつくりかたと、花火玉の制作体験
長岡花火でも打ち上げている花火師さんである小千谷煙火興業の瀬沼輝明さんと瀬沼智恵さんから、花火玉の構造と作り方についてのお話をお聞きしました。配合する金属によって色を変えることや、へぎで天日干しすること、玉詰めや、クラフト紙を幾重にも貼り合わせる工程について、実際の画像や映像を見ながら、知ることができました。
次に、花火玉制作キットを用いて、実際の花火玉をつくる時のコツや注意点も教えていただきながら、制作を行いました。
初めての花火玉制作の各工程に戸惑いながらも、各々が世界で一つだけの花火玉をつくりました。

●まとめ
最後に、花火財団の方から、『長岡魂』についての熱いメッセージをいただきました。
「みなさんが、これから成長しながら自分の夢に向かって進んでいく中で、いろいろな難儀や困難があったり、思いどおりに進まないこともあると思います。そんな時は、災いや困難に立ち向かって乗り越えてきた長岡花火にまつわる歴史と想いを思い出して、どんなことにも負けないで乗り越えていっていただきたいと思います。この『長岡魂』をずっと忘れずに覚えていてください。」

▲“長岡花火に込められた想い”を学ぶ

▲花火玉のつくりかた

▲花火玉のつくりかた

▲花火玉の実物大レプリカ

▲花火玉制作

▲花火玉制作

▲花火玉制作

▲花火玉制作

▲花火玉制作

▲花火財団からのメッセージ

 

第7回講座 元フリースタイルスキーモーグル選手 星野純子さんから学ぶ「夢を叶えるために大切にしていること」

第7回講座では、2022年北京五輪に出場し決勝進出を果たした、元フリースタイルスキーモーグル選手の星野純子さんから「夢を叶えるために大切にしていること」について、講演いただきました。
また、塾生全員の『現在がんばっていること』を聞いていただき、『未来の自分が後悔しないために今できること』について、一人ひとりにアドバイスをいただきました。

 

●夢を叶えるために大切にしていること
「モーグルによって変わった人生」「なぜ熱中できたのか」「うまくいかないときに心掛けていたこと」など、星野さんが夢に向かって歩んできた道のりと、大切にしていることをお話しいただきました。
何かを頑張る時は、『他の人に負けない武器を手に入れる』ことが自分の支えになること。
トップ選手や同世代の選手との練習がとても刺激的で、人としても成長したこと。
『好きこそものの上手なれ』という故事のとおり、モーグルが『大好き』だから続けられたこと。
ワールドカップで成績が振るわず、世界との壁を感じて自信を無くした時に、小さな目標(短期目標)を1つずつ達成することで、未来の自分が後悔しないための「小さな自信」を積み重ねられて、立ち直ったこと。
競技前には、「せっかく練習をしても、試合で出せなければ、ダサイな。思い切り自分のすべてを見せていこう。」と気持ちの切り替えをしたこと。
北京五輪は「自分で記憶に残るものにしよう」と思って臨んだこと。
世界での活躍の裏側の、貴重なお話を聞くことができました。

 

●星野さんにもっと聞いてみたいこと
次に、「星野さんにもっと聞いてみたいこと」をグループに分かれて話し合いました。星野さんのお話を、自分の頑張っていることに重ね合わせた時に「もっと聞きたいこと」を考え、意見交換をしました。

 

●質問タイム
その後、グループワークの内容を踏まえて、星野さんへの質問を行いましたが、なんと、塾生全員の質問に答えてくださいました!
塾生は各々「現在がんばっていること」を紹介し、立ち向かっている目標や課題をクリアするためのアドバイスを一人ひとりにいただきました。

「スポーツ」にはじまり、「芸術」や「勉強」、「これから始めようと思っていることなどへの気持ちの持ち方」に至るまで、塾生と対話をして詳細を聞きながら、幅広い質問に温かく応じてくださいました。
スポーツに取り組んでいる塾生に対しては、『体幹の重要性』や『スピード維持のためのスタミナづくり』など具体的なアドバイスがありました。

芸術に取り組んでいる塾生に対しては、『落ち込む時間もとても大事であること』や『足りない部分を強化すると、上手になれる』といったお言葉をいただきました。

勉強をがんばっている塾生に対しては、『ごほうびの設定』や『充電期間として、あえてやらない日をつくること』、『最初は、答えを見ながらでもいいのでチャレンジしてみること』などの具体的なアドバイスをいただきました。

また、これから取り組みたいことがある塾生に対しては、『周りから見ているとこわいことも、いざやってみると、やっている側からするとそこまでこわくない。だから、はじめてみよう』『例えば、スポーツでは本番も練習もやることは一緒。苦手なことも、普段から経験を積み重ねていけば特別なことではなくなり、克服につながる』、と激励のお言葉をいただきました。

 

●振り返り
今回の講座では、それぞれの塾生の「現在がんばっていること」が異なることから、十人十色の学びを持ち帰りました。

星野さんの講話と、質問タイムでの星野さんとの対話を通じて、塾生一人ひとりが感じたこと、明日から活かせそうなことなどを振り返り、グループ内で共有しました。

 


▲“夢を叶えるために大切にしていること”


▲“夢を叶えるために大切にしていること”

▲“夢を叶えるために大切にしていること”


▲“夢を叶えるために大切にしていること”

▲オリンピックのグッズを紹介


▲オリンピックのグッズを間近で

▲休憩時間にて


▲星野純子さんへの質問タイム

▲星野純子さんへの質問タイム


▲星野純子さんへの質問タイム

▲星野純子さんへの質問タイム

▲星野純子さんへの質問タイム

▲星野純子さんへの質問タイム


▲集合写真

 

第6回講座「デザイン思考ワークショップ」

第6回講座は、NaDeC BASEにおいて、『デザイン思考』を体験する講座を開催しました!
この講座の中では、レゴブロックや画用紙などを使って「未来の長岡のまち」の制作を行いましたが、『デザイン思考』のプロセスに基づいて“視点や発想の転換”を途中で行い、住む人のニーズに応えられるように、各グループで話し合って工夫しながら進めました。

●デザイン思考とは
はじめに、講師である長岡造形大学の板垣先生から、『デザイン思考』とはどういった考え方なのか、についての説明がありました。
『デザイン思考』とは、【①共感】→【②課題発見】→【③アイデア出し】→【④つくる】→【⑤確かめる・工夫】という五つのプロセスを通じて、人の困りごとなどを解決する考え方です。
特に大切なことについて、板垣先生からアドバイスがありました。
「【自分以外の人の考え方は様々にあって、それを聞いて理解すること】【困りごとなどには理由や原因があって、それを聞いて理解すること】が大切であって、それによって、また自分のアイデアも広がります。今日の講座の中で、実際に手を動かしてモノをつくりながら体験してみましょう。」

●レゴブロック等で「未来の長岡のまち」を制作
まず、グループで話し合って、自分たちの思い描く「未来の長岡のまち」を制作しました。
生活に欠かせない『お店』『銀行』や、輸出入を含めた物流拠点としての『空港』、安心・安全のための『警察署』『自衛隊基地』、インフラとしての『風力発電所』、楽しく過ごすための『娯楽施設』など、塾生が未来のまちに望む施設が制作されました。また、自然と都会の調和を作り込んだり、生活しやすいように1か所に必要なものをまとめる考え方(コンパクトシティ)を念頭に置いたり、『未来の自動車』を制作するなど、各グループの創意工夫が見られました。

●まちなかインタビューで、他の人の意見を聞く
次に、各グループで外に出て、「未来の長岡のまち」についてのインタビューをしました。
長岡の「良いところ」「良くないところ、ふべんなところ」「どんな未来のまちを望むか」を
聞きました。塾生のみなさんは積極的にインタビューをし、各グループともに4~5人の方からお話を伺うことができました。『みんなが活気・元気があるまちであってほしい』との、まちのひとの想いも聞かれ、インタビューでいただいた具体的な回答は、後述の「まちのリニューアル」と「グループ発表」に大いに活かされました。

 

●インタビューを踏まえて、「未来の長岡のまち」をリニューアル
まちなかインタビューを経て、「未来の長岡のまち」制作において、視点と発想の転換が行われます。
まちなかでインタビューした内容をもとに「足りない施設は何か」「作り替えた方がよい部分はあるか」を各グループで話し合いました。そして、各グループともに、インタビューを踏まえた“困りごとの解決”や“望みの実現”のために、住む人の気持ちになって考えて作り替え、「未来の長岡のまち」を完成させました。

●「未来の長岡のまち」発表
インタビューでの『子どもの遊び場を増やしてほしい』との声を受けての「アトラクション施設」の追加や、『雪が多くて歩きづらい』との声を受けての「北海道を参考にしたロードヒーティング」「消雪剤の散布設備」の追加、『交流の場が少ない』との声を受けての「交流センター」追加など、まちのリニューアルが行われたことが、各グループから発表されました。
また、『まちなかでの広告が少ない』との声から「視覚的に広報効果のある表示」を追加したグループや、『車が多くて通行がこわい』との声から「信号と歩道橋」を追加したグループなど、人の困りごとを解決できるような創意工夫が見られました。
そのほか、『お店が遠くて買い物が大変』との声から「移動商業店舗」といった昨今注目されている取組みを追加したグループも見られ、発想の柔軟さや鋭さに驚かされました。

未来のまちのために、必要なモノが何なのか、塾生のみなさんだけではなく大人から見ても、たくさんのヒントが詰まっていたと思います。

中には『学校』『子育て支援施設』といった教育機関を制作したグループがありましたが、これらは、『未来のまち』のまた次の未来を生きる子どもたちを育てるものです。まさに国漢学校の考え方として、「米百俵」の精神につながるものでした。

そのほか、当初はレゴブロックで防衛施設や武器を制作していたものの、その素材を花火の設備に作り替えていたグループがありました。この考え方は、次々回の講座「長岡花火に込められた想い」につながるものです。

●結びに
この講座で行った、話し合い(①共感・②課題発見・③アイデア出し)、制作(④つくる)、インタビュー(⑤確かめる)、追加・修正(⑤工夫)は、『デザイン思考』の一連のプロセスであり、それを塾生のみなさんは体験しました。人の気持ちになって何かを作ったという経験は、これから必ず役に立つ時がくると思います。


▲デザイン思考のお話


▲アイスブレイクはタワーの高さ競争

▲アイスブレイクはタワーの高さ競争

▲「未来の長岡のまち」を制作

▲「未来の長岡のまち」を制作


▲まちなかで市民にインタビュー

▲インタビューの内容を反映


▲完成したまちについて発表

▲完成したまちについて発表


▲完成した「未来の長岡のまち」

▲完成した「未来の長岡のまち」


▲完成した「未来の長岡のまち」

▲完成した「未来の長岡のまち」


▲完成した「未来の長岡のまち」