米百俵未来塾

150年の時を超えて現代版「国漢学校」

お知らせ

米百俵未来塾第3期生修了式

第9回講座終了後、米百俵未来塾の学びを通してたくましく成長した塾生を迎え、「米百俵未来塾第3期生修了式」を開催しました。

修了式では、米百俵未来塾の羽賀塾長から、塾生に対する想いが込められた修了証書が授与され、塾生に対し激励のメッセージが贈られました。

塾生代表のことばでは山田さんから、受講前後の気持ちの変化や講座を通じて心に残ったことなどについて語っていただきました。

最後に、米百俵未来塾の学びの様子を映像で振り返り、修了式を閉会しました。

第3期生がこれからさらにチャレンジを続け、未来を切り拓いていくことを願っています!


▲修了証書授与


▲羽賀塾長からの激励メッセージ
「最終日の発表を聞いて、自分の心で感じて、頭で深く考えたことをしっかり伝わるように発表しており、とても感動しました。歴史から学んだことをどんどん広げ深めて、未来に活かすためにも、いろんなことにチャレンジしてほしいと思います。」


▲塾生代表の山田さんからのことば
「最初は乗り気ではなかったのですが、親に勧められて申し込みました。回を重ねるごとに楽しくなり、講座の中で多くのことを学びました。1番大事だと感じたことは、最初は嫌だったとしても、回数をかさねていくうちにだんだん大切なものになっていくということです。米百俵未来塾のみなさん、ありがとうございました!」


▲集合写真

第9回講座「未来の自分を探そう!~米百俵未来塾を振り返って~」

最終回となる第9回講座は、これまでの講座を振り返り、将来のために学んだことをどのように活かしていきたいかを考えました。

●講座の振り返り
はじめに、第1回から第8回までの講座のポイントやキーワードについて、スライドを見ながら振り返りました。

●グループワークⅠ「米百俵未来塾を振り返る」
それぞれの講座を通じて感じたこと、心に残ったことは何かを塾生同士で意見交換しました。「『米百俵』の精神と教育の大切さ」、「長岡花火に込められた慰霊、復興、平和への願い」「保存食に込められた山の暮らしの知恵や自然の大切さ」など、長岡の歴史や伝統、文化に込められた先人の想いとともに、「仲間や家族の大切さ」や「様々なことに興味や疑問をもちチャレンジする」など各講座で学んだことについて話し合いをしました。

●グループワークⅡ「未来の自分を探そう」
グループワークⅠで話し合った「心に残ったこと」を踏まえて、「未来塾に参加して自分がどう変わったか」、「未来塾で学んだことをどう活かしていきたいか」、「将来、どんな人になりたいか」をグループ内で話し合いました。

●グループワークの発表
グループワークⅡで話し合ったことを発表しました。「以前はあまり意見を言うことができなかったが、自信をもって言えるようになった」「他の人の意見を取り入れることで、もっと良い意見を考えることができるということが分かった」「失敗や挫折にめげずに次に生かす“長岡魂”持つ人になりたい」「ゼロからでもやる気があればいつか目標を達成できることが分かった」「世界の人たちに長岡のことを伝えていけるような仕事に就きたい」など、成長したこと、気持ちの変化、未来に活かすことなど、一人ひとり自らの想いを発表することができました。

●荒木コーディネーターのお話
最後に、コーディネーターの荒木先生から、「“夢や希望を持つことの素晴らしさ”、“仲間と共に磨きあうことの素晴らしさ”を感じている姿や、新しい自分に生まれ変わっていく、成長していることを自覚している姿をグループワークの発表から感じた。」「努力をすれば必ず成功するとは限らないが、成功している人は夢の実現に向けて努力を積み重ねている。努力によって道は開かれると思う。」など、講座のまとめのお話をいただきました。


▲担任の加藤先生のお話「講座の振り返り」


▲グループワーク①


▲グループワーク②


▲グループワーク③


▲グループワーク④


▲グループワーク⑤


▲グループ発表①


▲グループ発表②


▲グループ発表③


▲グループ発表④


▲グループ発表⑤


▲荒木コーディネーターのお話

 

第8回講座「プログラミングを体験しよう!~プログラミング的思考を学び問題を解決~」

第8回講座は、NaDeC BASEにおいて、プログラミングを体験する講座を開催しました!

●プログラミング的思考とは
はじめに講師である、ながおか技術教育支援機構「テソナ」のスタッフから、プログラミングとは何か、プログラミング的思考とは何かについて説明がありました。プログラミング的思考を身につけるには、「自分が考えた道筋通りにやってみて問題があったときに、なぜ間違ったのかを振り返ることが大切」とアドバイスがありました。

●マインクラフトでプログラミング体験
プログラミング体験では、マインクラフトを使って、プログラムを組みながら仮想の長岡のまちに花火をつくる実習をしました。マインクラフトは、ブロックを配置しながら建築物などを作ることができるゲームですが、プログラミングを使うことで効率的にブロックを積み上げることができます。最初はプログラムの組み方に苦労している塾生もいましたが、すぐに慣れてきて、全員がバーチャル長岡の世界に思い思いの長岡花火を描くことができました。

●仕事にかける想い
最後に講師が、仕事に対する想いを語ってくださいました。「自分が子どものころはコンピューターがまだ普及しておらず、勉強をするのに苦労したので、若い人たちがコンピューターの勉強をする手助けをしたい」、「日本の労働生産性は、世界の主要国の中でも低い。効率をあげるためにも、コンピューターの活用を広めたい」と、子どもたちにこの仕事を選んだ理由や仕事への熱意を話してくださいました。

▲マインクラフトを使ってプログラミング

第7回講座「長岡花火に込められた想いを学ぼう!~長岡の誇りを次世代に~」

第7回講座は「道の駅 ながおか花火館」で、長岡花火の歴史や長岡花火に込められた想いを学びました!

●“長岡花火に込められた想い”を学ぶ
動画「かこパッド 長岡花火物語」の鑑賞や長岡花火財団の方から、長岡花火の歴史や花火に込められた想いについて学びました。「長岡花火のはじまり」「長岡空襲からの復興祈願」「中越大震災からの復興祈願」など、長岡花火がどのようにして作り上げられたか、詳しく知ることができました。

●長岡花火ミュージアムの見学
長岡花火ミュージアムでは、長岡花火の打ち上げ場所が分かるジオラマやドームシアターの見学などを行い、長岡花火に対する知識がより深まりました。

●花火玉レプリカ・打ち上げ筒の見学
実物と同じサイズの花火玉レプリカや打ち上げ筒を、長岡花火財団の説明を聞きながら見学しました。触ったり持ち上げたりしながら、実際に打ち上がった時の風景をイメージをしました。

●花火師さんのお話
花火師さんからのビデオメッセージが届きました。「長岡花火大会の2年連続中止に対する心苦しい気持ち」「長岡花火に対する特別な想い」「来年度の長岡花火への意気込み」など、長岡花火に携わる花火師さんだからこそ聞くことができるお話をいただきました。

●長岡花火財団からのお話
最後に長岡花火財団からお話がありました。「今日学んだことを、復習の意味を込めて、家族の皆さんにお話をしてください。」「これから成長するにつれて、たくさん大変なことがあると思いますが、長岡花火や長岡の復興の道のりを思い出して、どんな困難にも長岡魂で打ち勝ってほしいと思います。」というお話をいただきました。

 



▲“長岡花火に込められた想い”を学ぶ


▲長岡花火ミュージアムの見学


▲花火玉レプリカ・打ち上げ筒の見学


▲花火師さんのお話


▲長岡花火財団からのお話

第6回講座「チャレンジ☆お山のKITCHEN〜山の暮らしをちょこっと体験〜」

第6回講座は、川口地域において、調理体験をしながら山の暮らしや中越大震災について学ぶ講座を開催しました!

●バスの車窓から
川口地域までバスで移動する道中、川口地域をドローンで紹介した映像や、中越大震災の被災状況と復興の様子をまとめた映像を見ました。また、越後川口やな場が平成23年の水害で壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、平成30年にリニューアルオープンした話を聞き、自然災害にも負けずにたくましく生活している人々がいることについて学びました。

●鮎の串打ち体験
川口地域では、やな場の見学と鮎の串打ちにチャレンジしました。
やな場の見学では、塾生はやなの仕組みや川魚を間近に見ることができ、感動していました。
その後、講師から、水害もあったが、昔から川魚をとってきた文化を継承していることについて話をお聞きし、鮎の串打ちを体験しました。塾生からは「ぬるぬるしていて難しかった」、「串を刺すのが怖かった」などの感想がありました。

●郷土料理体験
川口体験交流センター 朝霧の宿やまぼうしで、三角ちまきづくりを体験しました。塾生は、始めは笹とすげでちまきを包むのに苦労していましたが、越後長岡くらしのクラスの方々に教えていただきながら、3個目にはきれいに作ることができました。

●山の暮らしと中越大震災について
ちまきが茹で上がるまでの間、山の暮らしと中越大震災について学びました。
まず、山の暮らしが生んだ保存食について、説明をお聞きしました。ちまきの笹には抗菌効果があることのほか、山菜や野菜を塩や砂糖に漬けたり、天日干しをしたりして保存する知恵を紹介いただきました。

中越大震災については、被災当時、小学生だった講師が「中越地震が教えてくれたこと」と題して講演してくださいました。車中泊や避難所暮らしの体験から、「普段から災害に備え、イメージすることが大切」、「防災グッズを準備したり、避難所の位置を確認しておくとよい」などのアドバイスをいただきました。

●グループワーク
最後に、今日学んだことを振り返り、中山間地で活動する方の想いを聞くグループワークを行いました。
塾生は「ひとつの食べ物にもいろいろな保存方法があることがわかった」、「地元の良さを再発見できた」、「地震が起きた時のことを家族と話し合おうと思った」など、山の暮らしの知恵や防災の大切さを学ぶことができました。

 

▲迫力あるやな場を見学


▲鮎の串打ち



▲ちまきづくり



▲グループワークで学んだことを共有