米百俵未来塾

150年の時を超えて現代版「国漢学校」

開催の様子

第8回講座「長岡花火に込められた想いを学ぼう!~長岡の誇りを次世代に~」

第8回講座は、長岡花火の歴史や長岡花火に込められた想いを学びました!

●“長岡花火の歴史と込められた想い”を学ぶ
動画「かこパッド 長岡花火物語」の鑑賞や長岡花火財団の方から、長岡花火の歴史や花火に込められた想いについて学びました。「長岡花火のはじまり」「長岡空襲の慰霊と復興祈願」「中越大震災からの復興祈願」など、長岡花火がどのようにして作り上げられたか、詳しく知ることができました。
戦前から娯楽としての花火大会はありましたが、長岡空襲後、長岡花火は『復興の花火』として復活しました。8月1日が「戦災殉難者慰霊の日」、8月2日と8月3日が「花火大会の日」とされ、「亡くなった方への慰霊」と「焼けたまちを元通りにしてくれた人への感謝」「戦争のない平和な未来への願い」を込め、現在まで花火を打ち上げています。
さらに、2004年の中越大震災後は、「地震に負けずにがんばっている人の元気と勇気」「寄附やボランティアをしてくださった方への感謝」など、震災からの復興への想いが込められるようになりました。
また、長岡花火は、花火師さんをはじめ、警察官、警備員、多くのスタッフや企業など、1万人以上の方の関わりがあって、成り立っていることが語られました。
そして、「慰霊」「復興」「平和への祈り」といった長岡花火に込められた想いを、次の世代を生きる子どもたちに伝え、語り継いできたからこそ、現在の長岡花火があるのです。

●花火玉のつくりかたと、花火玉の制作体験
長岡花火でも打ち上げている花火師さんである小千谷煙火興業の瀬沼輝明さんと瀬沼智恵さんから、花火玉の構造と作り方についてのお話をお聞きしました。配合する金属によって色を変えることや、へぎで天日干しすること、玉詰めや、クラフト紙を幾重にも貼り合わせる工程について、実際の画像や映像を見ながら、知ることができました。
次に、花火玉制作キットを用いて、実際の花火玉をつくる時のコツや注意点も教えていただきながら、制作を行いました。
初めての花火玉制作の各工程に戸惑いながらも、各々が世界で一つだけの花火玉をつくりました。

●まとめ
最後に、花火財団の方から、『長岡魂』についての熱いメッセージをいただきました。
「みなさんが、これから成長しながら自分の夢に向かって進んでいく中で、いろいろな難儀や困難があったり、思いどおりに進まないこともあると思います。そんな時は、災いや困難に立ち向かって乗り越えてきた長岡花火にまつわる歴史と想いを思い出して、どんなことにも負けないで乗り越えていっていただきたいと思います。この『長岡魂』をずっと忘れずに覚えていてください。」

▲“長岡花火に込められた想い”を学ぶ

▲花火玉のつくりかた

▲花火玉のつくりかた

▲花火玉の実物大レプリカ

▲花火玉制作

▲花火玉制作

▲花火玉制作

▲花火玉制作

▲花火玉制作

▲花火財団からのメッセージ