第6回講座「チャレンジ☆お山のKITCHEN〜山の暮らしをちょこっと体験〜」
第6回講座は、川口地域において、調理体験をしながら山の暮らしや中越大震災について学ぶ講座を開催しました!
●バスの車窓から
川口地域までバスで移動する道中、川口地域をドローンで紹介した映像や、中越大震災の被災状況と復興の様子をまとめた映像を見ました。また、越後川口やな場が平成23年の水害で壊滅的な被害を受けたにもかかわらず、平成30年にリニューアルオープンした話を聞き、自然災害にも負けずにたくましく生活している人々がいることについて学びました。
●鮎の串打ち体験
川口地域では、やな場の見学と鮎の串打ちにチャレンジしました。
やな場の見学では、塾生はやなの仕組みや川魚を間近に見ることができ、感動していました。
その後、講師から、水害もあったが、昔から川魚をとってきた文化を継承していることについて話をお聞きし、鮎の串打ちを体験しました。塾生からは「ぬるぬるしていて難しかった」、「串を刺すのが怖かった」などの感想がありました。
●郷土料理体験
川口体験交流センター 朝霧の宿やまぼうしで、三角ちまきづくりを体験しました。塾生は、始めは笹とすげでちまきを包むのに苦労していましたが、越後長岡くらしのクラスの方々に教えていただきながら、3個目にはきれいに作ることができました。
●山の暮らしと中越大震災について
ちまきが茹で上がるまでの間、山の暮らしと中越大震災について学びました。
まず、山の暮らしが生んだ保存食について、説明をお聞きしました。ちまきの笹には抗菌効果があることのほか、山菜や野菜を塩や砂糖に漬けたり、天日干しをしたりして保存する知恵を紹介いただきました。
中越大震災については、被災当時、小学生だった講師が「中越地震が教えてくれたこと」と題して講演してくださいました。車中泊や避難所暮らしの体験から、「普段から災害に備え、イメージすることが大切」、「防災グッズを準備したり、避難所の位置を確認しておくとよい」などのアドバイスをいただきました。
●グループワーク
最後に、今日学んだことを振り返り、中山間地で活動する方の想いを聞くグループワークを行いました。
塾生は「ひとつの食べ物にもいろいろな保存方法があることがわかった」、「地元の良さを再発見できた」、「地震が起きた時のことを家族と話し合おうと思った」など、山の暮らしの知恵や防災の大切さを学ぶことができました。
▲迫力あるやな場を見学
▲鮎の串打ち
▲ちまきづくり
▲グループワークで学んだことを共有